僕にとって人生の分岐点になった、イエナプラン研修の[後編]を綴らせて頂きます☆
↑[前編]をご覧頂いていない方は、まずはこちらをクリックして是非ご覧下さい!
1週間の研修前半では、イエナプラン教育について「講義」や「ワーク」を通じて理解を深め、いよいよ研修後半の「学校訪問」へ。
オランダへ渡る前から、イエナプラン教育を導入している学校への訪問を心待ちにしてました♬
まず最初に低学年のクラスに行き、イエナプラン教育の特徴でもある「サークル対話」の場面に遭遇しました。
みんなで一体感を持ってコミュニケーションを取るサークル対話ですが、この時は「休日に体験した出来事」や「休日に出掛けた場所」について、子供たちが一人でプレゼンをしていました。
写真を見て何となく伝わると思いますが、あくまでも先生はサポート役で、主役は子供たち! …こうして小さい頃から自分の頭で考えたことをみんなの前でプレゼンすることで、自分の考えを伝えることに慣れていき、その積み重ねが糧となって大人になった時に仕事で活かされていく。
きっとそうなんだろうなと感じましたし、低学年の子供とは思えないくらい大人びた風貌でした★
↑この子はまだ入学したてということで、初々しさと可愛らしさ満天っ!^o^
そして別のクラスに行くと…
年上の子供たちが前に出て、問題を起こした年下の子供に対して注意をしていました。
日本の学校では、クラスメイトみんなが同じ年齢でしたよね。ですがイエナプラン教育では「マルチエイジグループ」という学級編成が基本になっているので、3つの年齢グループ(4〜6歳児グループ/6〜9歳児グループ/9〜12歳児グループ)でクラスが構成されています。
あえて色々な年齢の子供たちを一緒にすることで、教える側と教えられる側の上下関係が生まれ、年齢差による立場の違いを体験できる。
そうした体験を能力に関わらず全員が体感することで、将来社会に出た時に役立つと考えられているようです。こうした実践的な教育理論がイエナプラン教育にはあり、もし自分が子供に戻って「どんな教育を受けられるか」を選べるとしたら、イエナプラン校に行きたいと素直に感じました。
ちなみにオランダでは、小学校段階から校区なしで行きたい学校を自由に選ぶことができ、なんと学校が合わなければ自分の意思で転校することもできるみたいです。
とにかく「自分のことは自分自身で考えさせる」という教育スタンスが、随所に見られて一貫性があります。
次に見学させてもらったクラスは、先生の明るさが子供たちにも伝染している様子で、とにかくみんな明るくて凄く印象的なクラスでした♬
みんなカメラを向けるとこの通り!笑
これだけ自然体な笑顔のみんなに囲まれると、それだけで幸せを感じられるほど透き通った気持ちになったのを今でも覚えています☆
そして、このクラスで先生に「子供たちと接する上で最も気をつけていることは何ですか?」と質問してみました。
…その問いに対する先生の答えは「私は子供たちに良い答えを与えるのではなく、良い問い掛けを与えて、子供たちが考えるきっかけをつくっている」とのこと。
…自分が好きなことは何なのか?
…自分がやりたいことは何なのか?
…自分はどんな人になりたいのか?
先生からの問い掛けを受け、こんなことをオランダの子供たちが考え、自分の人生に真正面から向き合っている姿を見て、僕はハッとしました。。
自分はこの先、
…どんな道を歩んでいきたいんだろう?
…どんな人になりたいんだろう?
…何を成し遂げたいんだろう?
自然と自分の心にこのような問いが降りかかり、その時、その瞬間から “自分自身と向き合う” ことを大切にし始めました。
日本で忙しく毎日を過ごしていれば、気づくことのできない大切な感覚でした。
僕は自費でオランダに渡り、1週間のイエナプラン研修を受けたおかげで、自分の使命は「自分の言葉で人に変わるきっかけを与える」ことだと気づき、それを果たすために「ベストセラー作家になる」という夢を持つことができ、それを実現するために「独立の道」を選ぶことができました☆★
2年半前にオランダに渡っていなければ、独立なんてしてなかったし、今こうしてコラムを綴っている自分はいない。
まさしく僕にとって、この経験は人生を変える分岐点だったと思います。
学び多き学校訪問も終わり、いよいよイエナプラン研修も完結。
仲間との出会いもあり、今でも連絡を取ったり会ったりする間柄です!
本当に懐かしい!^^
…新しい世界に足を踏み入れて、自分の肌で異なる文化と触れることで、それまでには感じることのできなかった感覚が芽生える。そして、その感覚が心の奥底まで染み渡って、一気に自分の世界観がグワッと広がっていく☆★
こんなことを感じることができた、充実のイエナプラン研修でした♬
…あなたは、どんな自分になりたいですか?
またいつか、オランダに渡って、新たな感覚を養える日が迎えられたら嬉しい☆
それまで精一杯、、日本で1日1日を大切に頑張っていこうと思います!^^